〜第八章〜 裏切りのカウントダウン
守山の中でもローカルバスの終点に位置する場所は有名な温泉のある高台にある森林浴のような場所の角に家は建っており、初めてのオートロックで、自転車もない自分らには交通の面で特にひどい場所だが、夜になると燦然と輝く街明かりに照らされて、すぐ選んだのが狙い目。 家賃は6万で2LDK。
初めて入居した日のことはとても覚えている。
一日中嬉しさのあまり寝れなかった。冬ということもあり、寝具はともかく毛布すらなかった自分らは、とりあえず深夜になるのを待ち、お互いの家にレンタカーを借りて、持っていけるあらゆる服を持って出た。
あの頃どういう心境だったのか、毎日料理して、Sが帰ってきて一緒に食べてなどと楽しようとも出来るほど彼の頭脳は悪く、少し小馬鹿にする部分があった。それは高校時代の話になるので時が来たら話すとしよう。
『明日、俺も怠けるから仕事同じ場所にしよう。これならお互い働いてるのも分かるし、仕事内容でもシェアできる。』
そうして車に荷物を乗せながら話をしていた。
そうして3日の月日が流れた頃、ようやく動き出すかと思いきや、ずっとゲームをしていたので、自分から結局動いて、 『このコンビニにしよう』 『そうだね』 『今日はお肉をジュワーと焼いて食べよう』 『そうだね』 こんなやりとりばかり。
歌唱練習のために栄でレッスン代を稼がないといけないと思い必死に探してる合間も、敵を倒す音が聞こえる。 彼は結果やる気が見えずにいた。
家出をして一週間が経つ頃コンビニには2、3回勤務したかな。くらいの頃、自分の専門学校の友人Nくんを呼んで麻雀をした。とても楽しそうに遊ぶのに対し、夜になるとまたゲーム。 仕事の話をしてもうつむく彼に苛立ちを覚える。でもやっぱり彼には言えなかった。家出をした時に決めていたのは彼には怒らないようしてたからだ。 いつかやる。いつかきっとわかってくれる。その思いで信用していた。むちゃくちゃだけど、そうするしかなかったから。
なぜなら喧嘩したら自分1人じゃ怖くて逃げてしまうから。自分でもそれをわかっていたから、家をシェアしてまで、家出をしたのだから。
しかし、終わりは早く訪れようとしていた。
突然自分の携帯が音を立てるのだった。。。
、、、、次回、終わりと始まり、、、
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